コラム
自尊心と他尊心を育てる
今月のエッセイでは、子どもたちの自立を見守っていくため、
幼児期https://www.kaori-takizawa.net/column/entry/post-96/
児童期https://www.kaori-takizawa.net/column/entry/post-97/
それぞれの距離の取り方について、お話ししてまいりましたが、
今回は小学生高学年以上の反抗期を迎える子どもたちと、どのような距離の取り方をしていくことが、
子どもたちの自立心を育てていくのかお話しいたします。
児童期のお子さんたちには、何よりも自分の力で考えることを促すことが大切ですが、
なかなか答えが出てこない場合、一つ一つ考え方を教えてあげることはとても大切なことです。
しかしながら、小学3~4年生になり、その時期になってもなかなか考え方が浸透しない場合、
私も含めて、ついつい「もう!」という気持ちで話したくなってしまいますよね。
ですが、小学4年生も後半になり、5年生になっていく頃の時期からは、
子どもたちの考え方そのものを尊重し、子どもたち自身を尊重していくことが、
本当の意味での自立をさせていく時期にはとても重要です。
私の下に通ってくださる保護者の方にこの話をすると、
「褒めたくても、必死に探しても褒められるところが見当たりません」というお言葉をよく伺いますが(笑)
『もう!』と思うお気持ち、子どもたちにはよく伝わっていますし、
保護者の方の愛情を感じた上で、そう思われることを、
実は心の中では子どもたち自身望んでいるところがあると思います。
子ども扱いをされることは、子どもたちにとっては「いつまでも甘えていいんだよ」と
言われているような感覚でいるためです。
ダメなところがたくさんあるけれど、可愛くて仕方がない。。。という気持ちが伝わっている場合、
子どもたちはそのままでいよう。。。と思い続けます。
なぜならば、甘え続けていてそれでも受け止めてもらえる場合、
その方が子どもたちにとっても楽だからです。
私は、子どもたちを尊重すること=任せることだと思います。
そして、子どもたちの考えを大人の秤で否定しないことだと考えます。
高学年に入っていく時期には、子どもたち自身を尊重していくことは、
子どもたちにとってどんな感情が芽生えるでしょうか?
尊重する(子どもとして扱うのではなく、一人の人間として対等になること)は、
お子さんたちの心に生きていく上での自信を与えます。
今の自分で良いんだ!
自分の考え方を認めてもらえるんだ!
という気持ちを持ちながら成長していくこと、自己肯定感を持ちながら成長していくことで、
自らの意思を持って、行動を決めていけるようになっていきます。
よい意味での自尊心や自己肯定感をもっているお子さんは、
「頑張れば、自分の力で切り拓けないことはない!」という気持ちが心の根底にあるため、
どんなことも、叶えるためにはどうしたら良いかを考えるようになります。
しかしながら、自尊心が薄く育ってしまった場合、
「自分には出来るはずがない」や「出来なくても仕方ない」という気持ちが、
努力することよりも先に来てしまうため、結果努力そのものから逃げてしまい、
叶えるための努力すらも考えないことになってしまいます。
どんなことも、能力のあるなしだけでなく、
あきらめずに頑張れるか否かが大きいですから、この心の財産の違いはとても大きいです。
そして自尊心を育てるのと同様に大切にして欲しいのが、他尊心を育むことです。
社会に出ていけば、周りの方の協力を得ることが出来るかどうかは、とても重要なこと。
その時に、対人関係をどう築ける能力があるかということは、
勉強が出来ることよりも何よりも大切なことだと思います。
自分のことだけでなく、いつも周りにいる人を敬う心を育ててあげることで、
人とのご縁に恵まれた生き方が出来るかどうかは決まります。
では、他尊心はどうしたら育まれるでしょうか?
それは、やはり周りにいらっしゃる大人の方の考え方やご様子が大きな影響を与えます。
未来ある子どもたちに、かけがえのない心の財産を贈ってあげたいですね。
幼児期https://www.kaori-takizawa.net/column/entry/post-96/
児童期https://www.kaori-takizawa.net/column/entry/post-97/
それぞれの距離の取り方について、お話ししてまいりましたが、
今回は小学生高学年以上の反抗期を迎える子どもたちと、どのような距離の取り方をしていくことが、
子どもたちの自立心を育てていくのかお話しいたします。
児童期のお子さんたちには、何よりも自分の力で考えることを促すことが大切ですが、
なかなか答えが出てこない場合、一つ一つ考え方を教えてあげることはとても大切なことです。
しかしながら、小学3~4年生になり、その時期になってもなかなか考え方が浸透しない場合、
私も含めて、ついつい「もう!」という気持ちで話したくなってしまいますよね。
ですが、小学4年生も後半になり、5年生になっていく頃の時期からは、
子どもたちの考え方そのものを尊重し、子どもたち自身を尊重していくことが、
本当の意味での自立をさせていく時期にはとても重要です。
私の下に通ってくださる保護者の方にこの話をすると、
「褒めたくても、必死に探しても褒められるところが見当たりません」というお言葉をよく伺いますが(笑)
『もう!』と思うお気持ち、子どもたちにはよく伝わっていますし、
保護者の方の愛情を感じた上で、そう思われることを、
実は心の中では子どもたち自身望んでいるところがあると思います。
子ども扱いをされることは、子どもたちにとっては「いつまでも甘えていいんだよ」と
言われているような感覚でいるためです。
ダメなところがたくさんあるけれど、可愛くて仕方がない。。。という気持ちが伝わっている場合、
子どもたちはそのままでいよう。。。と思い続けます。
なぜならば、甘え続けていてそれでも受け止めてもらえる場合、
その方が子どもたちにとっても楽だからです。
私は、子どもたちを尊重すること=任せることだと思います。
そして、子どもたちの考えを大人の秤で否定しないことだと考えます。
高学年に入っていく時期には、子どもたち自身を尊重していくことは、
子どもたちにとってどんな感情が芽生えるでしょうか?
尊重する(子どもとして扱うのではなく、一人の人間として対等になること)は、
お子さんたちの心に生きていく上での自信を与えます。
今の自分で良いんだ!
自分の考え方を認めてもらえるんだ!
という気持ちを持ちながら成長していくこと、自己肯定感を持ちながら成長していくことで、
自らの意思を持って、行動を決めていけるようになっていきます。
よい意味での自尊心や自己肯定感をもっているお子さんは、
「頑張れば、自分の力で切り拓けないことはない!」という気持ちが心の根底にあるため、
どんなことも、叶えるためにはどうしたら良いかを考えるようになります。
しかしながら、自尊心が薄く育ってしまった場合、
「自分には出来るはずがない」や「出来なくても仕方ない」という気持ちが、
努力することよりも先に来てしまうため、結果努力そのものから逃げてしまい、
叶えるための努力すらも考えないことになってしまいます。
どんなことも、能力のあるなしだけでなく、
あきらめずに頑張れるか否かが大きいですから、この心の財産の違いはとても大きいです。
そして自尊心を育てるのと同様に大切にして欲しいのが、他尊心を育むことです。
社会に出ていけば、周りの方の協力を得ることが出来るかどうかは、とても重要なこと。
その時に、対人関係をどう築ける能力があるかということは、
勉強が出来ることよりも何よりも大切なことだと思います。
自分のことだけでなく、いつも周りにいる人を敬う心を育ててあげることで、
人とのご縁に恵まれた生き方が出来るかどうかは決まります。
では、他尊心はどうしたら育まれるでしょうか?
それは、やはり周りにいらっしゃる大人の方の考え方やご様子が大きな影響を与えます。
未来ある子どもたちに、かけがえのない心の財産を贈ってあげたいですね。