コラム

絶対音感指導士養成講座を始めた願い

私ども日本こども音楽教育協会が絶対音感指導士養成講座をはじめて、間もなく一年が過ぎようとしています。

私たちは弊会を発足するにあたり、「音楽がお子さん方の一生涯の楽しみであって欲しい」と理念に掲げました。


主宰しております音楽教室アトリエ・ド・ソレイユには、大人の生徒さんたちも通ってくださっており、発表会も開催しておりますが、皆さんお仕事や家事、育児に忙しいながらも、練習を重ねてくださり、発表会という目標に向かって前向きでいらっしゃる姿をいつも見てきました。


社会人になって、ピアノを続けるということは、簡単なことではありません。
皆さん、その時々でお稽古をお休みなさっていた時期もありますが、40代、50代、60代となっても、時間をみつけ、自分の弾きたいと思っていた曲に挑み、発表会では皆さん音楽を通じて、どのような思いを持ってお稽古をしているのか、音楽のお話に花が咲いてます。

「好きなものを持っていることの素晴らしさ」を感じさせてもらえる瞬間です。



絶対音感を持っていると、自分で「弾いてみたい!!」と思った曲を、耳でひろって音にすることが出来ます。

楽譜を読んで弾く ということだけでなく、 楽譜がなくても弾くことが出来る

こうして、音楽の持つ可能性が広がるのです。


絶対音感 と聞くと、特別な人だけが持つ、特別な能力とお感じになる方が多いことかと思いますが、
実はそうではなく、聴覚神経が発達する時期に適切なトレーニングをしてあげれば身に付けることが出来る能力です。

この素晴らしい力を、たくさんの人に身に付けて頂ければ、その方たちの音楽の可能性を広げてあげることが出来る。
「弾きたい!」と思ったものを、自分の力で形にすることが出来る。
音楽における一番の楽しみです。
その可能性を広げてあげることが出来るのは、私たちにとっても大きな喜びです。


絶対音感を持つことは、超人的な能力をかざすためでも、音楽の道にすすみたいと思っているかたのための特別なことでもなく、多くの方の音楽の楽しみ方を豊かなものにしてあげられること。
それが、私たちが絶対音感指導士養成講座を始めました根底にある想いです。


春からは、第4期 絶対音感指導士養成講座がスタートします。
現在、講座の受講生を募集しておりますので、詳しくはhttp://nko-kyoiku.jpをご覧ください。
 



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