コラム
うたごころ優位のために良い指導法
音楽の三大要素でもある「メロディ」を大切に弾くことは、
訴えかける演奏にする上では、まずはじめに必要なことです。
しかしながら、楽曲を組み立てる上では、メロディーよりも他パートの方が様々な役割を担っていますから、
練習の過程では、他パートの理解の方をより深める必要があります。
ですが、一つ前のエッセイでもお話ししました
・うたごころ優位
・粒立ち優位
・音色優位
の中の、うたごころ優位のお子さんは、自分の歌いたいところで弾こうとする気持ちが一番ですので、
拍子感がない音楽になってしまったり、右手と左手のリズムが揃っていなくても平気だったり、
音色がきつくなってしまっていても気が付かなかったりと、ご指導の先生からは???が湧く演奏をしがちかもしれません。
3つの優位性の中で、一番個性があり面白い演奏をするのが「うたごころ優位」の方の演奏です。
ですが、反対に少し崩れていると思われがちな演奏もうたごころ優位の方です。
では、どのように対処していったらよいでしょうか?
人には、得意な感覚と苦手な感覚があります。
得意な感覚を伸ばしてあげることも、一つの考え方として、とても大切なことだと思いますが、
ことコンクール、特に課題曲のコンクールでは、拍子感がない演奏は、まず評価をとても下げてしまいます。
音楽は、縦の理解(拍の理解)と横の流れ(メロディーライン)をバランスよく組み立てることから始まります。
うたごころ優位のお子さんは、横の流ればかりが強くなってしまい、拍子に対する意識が薄いため、
崩れがちな演奏になってしまいます。
ですから、まず拍子に対する意識を強く持たせてあげることが、うたごころ優位のお子さんには必要です。
そして、ゆっくりなテンポの中で、一音一音に耳を傾けさせる練習も多く取り入れてあげてください。
先にもお話ししましたが、とても魅力的な演奏をするのもうたごころ優位のお子さんですが、
評価として判断される中で、マイナス要因が多い演奏であるのも、うたごころ優位のお子さんです。
楽曲ににつかわしくない速いスピードの音を出してしまえばきつく聴こえてしまいますし、
音の粒が揃っていなければ、レガート奏がなめらかには聞こえません。
でも、うたごころ優位のお子さんにとって、一番大切なことは自分のうたいたいところで弾くことなため、
自分が出している音を聴かない傾向にあるのです。
私も最初は「どうしてだろう?」と理解できないでいました。
でもNLP心理学を学び、その中で表象システムについて知り、音楽にも同じように得意とする感覚があることに気が付きました。
NLP心理学では、相手とのコミュニケーションを円滑なものにするため、相手の優位性を理解して、
その感覚を多く取り入れて話すという考え方ですが、音楽においては、得意としない感覚もバランスよく身に付けさせてあげることも、とても重要なことです。
拍子についての、理解を深めさせてあげること、そして一つ一つの音に対して耳を傾ける練習をたくさん取り入れることで、
苦手な感覚をカバーしていけるようになります。
レッスンの中では、敢えて本番のテンポで弾かせないことも必要です。
指導する中では、生徒さんたちがどんな感覚を優位として音楽を構成しているのかを見極める必要がまず第1のチェックポイントです。
拍子感が失われがちであったり、音色としてきつい音を出してしまっても気にならないお子さんは、
うたごころ優位のお子さんと判断されます。
うたごころ優位のお子さんは、苦手な感覚が改善されれば、最も訴える力を持った素晴らしい演奏をなさいます。
ぜひ苦手な感覚を改善させてあげた上で、本番をむかえさせてあげたいですね。
訴えかける演奏にする上では、まずはじめに必要なことです。
しかしながら、楽曲を組み立てる上では、メロディーよりも他パートの方が様々な役割を担っていますから、
練習の過程では、他パートの理解の方をより深める必要があります。
ですが、一つ前のエッセイでもお話ししました
・うたごころ優位
・粒立ち優位
・音色優位
の中の、うたごころ優位のお子さんは、自分の歌いたいところで弾こうとする気持ちが一番ですので、
拍子感がない音楽になってしまったり、右手と左手のリズムが揃っていなくても平気だったり、
音色がきつくなってしまっていても気が付かなかったりと、ご指導の先生からは???が湧く演奏をしがちかもしれません。
3つの優位性の中で、一番個性があり面白い演奏をするのが「うたごころ優位」の方の演奏です。
ですが、反対に少し崩れていると思われがちな演奏もうたごころ優位の方です。
では、どのように対処していったらよいでしょうか?
人には、得意な感覚と苦手な感覚があります。
得意な感覚を伸ばしてあげることも、一つの考え方として、とても大切なことだと思いますが、
ことコンクール、特に課題曲のコンクールでは、拍子感がない演奏は、まず評価をとても下げてしまいます。
音楽は、縦の理解(拍の理解)と横の流れ(メロディーライン)をバランスよく組み立てることから始まります。
うたごころ優位のお子さんは、横の流ればかりが強くなってしまい、拍子に対する意識が薄いため、
崩れがちな演奏になってしまいます。
ですから、まず拍子に対する意識を強く持たせてあげることが、うたごころ優位のお子さんには必要です。
そして、ゆっくりなテンポの中で、一音一音に耳を傾けさせる練習も多く取り入れてあげてください。
先にもお話ししましたが、とても魅力的な演奏をするのもうたごころ優位のお子さんですが、
評価として判断される中で、マイナス要因が多い演奏であるのも、うたごころ優位のお子さんです。
楽曲ににつかわしくない速いスピードの音を出してしまえばきつく聴こえてしまいますし、
音の粒が揃っていなければ、レガート奏がなめらかには聞こえません。
でも、うたごころ優位のお子さんにとって、一番大切なことは自分のうたいたいところで弾くことなため、
自分が出している音を聴かない傾向にあるのです。
私も最初は「どうしてだろう?」と理解できないでいました。
でもNLP心理学を学び、その中で表象システムについて知り、音楽にも同じように得意とする感覚があることに気が付きました。
NLP心理学では、相手とのコミュニケーションを円滑なものにするため、相手の優位性を理解して、
その感覚を多く取り入れて話すという考え方ですが、音楽においては、得意としない感覚もバランスよく身に付けさせてあげることも、とても重要なことです。
拍子についての、理解を深めさせてあげること、そして一つ一つの音に対して耳を傾ける練習をたくさん取り入れることで、
苦手な感覚をカバーしていけるようになります。
レッスンの中では、敢えて本番のテンポで弾かせないことも必要です。
指導する中では、生徒さんたちがどんな感覚を優位として音楽を構成しているのかを見極める必要がまず第1のチェックポイントです。
拍子感が失われがちであったり、音色としてきつい音を出してしまっても気にならないお子さんは、
うたごころ優位のお子さんと判断されます。
うたごころ優位のお子さんは、苦手な感覚が改善されれば、最も訴える力を持った素晴らしい演奏をなさいます。
ぜひ苦手な感覚を改善させてあげた上で、本番をむかえさせてあげたいですね。