コラム
時代は変わる
2024年もあと数日となりました。
今年はみなさまにとってどのような一年でしたか?
私にとっては、同じ音楽でも、未開拓だった世界に足を踏み入れた一年でした。
新たなことを知るというのは、いくつになっても刺激的で楽しいものです。
芸術の分野もデジタル化とともに大きく変わってきました。
クラシック音楽の世界でも、YouTubeやSNSを使って新しい取り組みが成され、文化となりつつあることに、
時代の変化を感じます。
その変化を良いものと捉えるか、受け入れがたいと感じるか?は、
きっといつの時代も変化していく時にはそう思われるものなのだろう・・・と感じることも多くありました。
クラシック音楽では、バロック、古典派、ロマン派、近現代という四期に分けて考えられますが、
きっとその時代の境目にいた方々は、受け入れがたいと思う方もいたでしょうし、
でもその中で変化を拒まず、むしろ新しいものを生み出そうとした方が、時代を作っている・・・。
そう思うと、変化に順応できること、時代の潮流をキャッチできる柔軟な視野を持っていることの大切さを感じます。
ロシアとウクライナの問題では、優秀な頭脳の海外流出が言われていましたが、
近年日本でも人口減少、円安の波から、海外移住を考えている方が増えていることを肌で感じるようになりました。
クラシック音楽の世界にいると、元々海外留学する方は一定数いらっしゃいますから、
「学ぶ」ということにおいて、本場で学びを深めたいということは、私が学生の頃から当然の流れとしてありました。
でも、近年はアメリカに新規事業の場を求めて進出する話も非常に多く耳にするようになり、
個人でも働く場を海外に求める方が増えている現実があります。
強かった日本経済がまた復活することを願わずにはいられません。
そもそも、日本人は勤勉で、その技術も高く、モノづくりにおいては、世界でも高く評価されてきました。
教育に携わる立場としては、新しいものを取り入れることが必ずしも良いことだとは思っておりません。
何でも準備され、与えられて育ってしまうと、不便を想像し、「必要なもの」を想像することが困難になると感じるためです。
芸術の分野は当てはまりませんが、それ以外の分野で考えると、世の中のニーズを想像できなければ「モノ」は生み出せません。
これからを生きていく子どもたち。
何を大切に育てていったらよいのか・・・広い目線で考えていきたいと改めて思う年の瀬です。
今年はみなさまにとってどのような一年でしたか?
私にとっては、同じ音楽でも、未開拓だった世界に足を踏み入れた一年でした。
新たなことを知るというのは、いくつになっても刺激的で楽しいものです。
芸術の分野もデジタル化とともに大きく変わってきました。
クラシック音楽の世界でも、YouTubeやSNSを使って新しい取り組みが成され、文化となりつつあることに、
時代の変化を感じます。
その変化を良いものと捉えるか、受け入れがたいと感じるか?は、
きっといつの時代も変化していく時にはそう思われるものなのだろう・・・と感じることも多くありました。
クラシック音楽では、バロック、古典派、ロマン派、近現代という四期に分けて考えられますが、
きっとその時代の境目にいた方々は、受け入れがたいと思う方もいたでしょうし、
でもその中で変化を拒まず、むしろ新しいものを生み出そうとした方が、時代を作っている・・・。
そう思うと、変化に順応できること、時代の潮流をキャッチできる柔軟な視野を持っていることの大切さを感じます。
ロシアとウクライナの問題では、優秀な頭脳の海外流出が言われていましたが、
近年日本でも人口減少、円安の波から、海外移住を考えている方が増えていることを肌で感じるようになりました。
クラシック音楽の世界にいると、元々海外留学する方は一定数いらっしゃいますから、
「学ぶ」ということにおいて、本場で学びを深めたいということは、私が学生の頃から当然の流れとしてありました。
でも、近年はアメリカに新規事業の場を求めて進出する話も非常に多く耳にするようになり、
個人でも働く場を海外に求める方が増えている現実があります。
強かった日本経済がまた復活することを願わずにはいられません。
そもそも、日本人は勤勉で、その技術も高く、モノづくりにおいては、世界でも高く評価されてきました。
教育に携わる立場としては、新しいものを取り入れることが必ずしも良いことだとは思っておりません。
何でも準備され、与えられて育ってしまうと、不便を想像し、「必要なもの」を想像することが困難になると感じるためです。
芸術の分野は当てはまりませんが、それ以外の分野で考えると、世の中のニーズを想像できなければ「モノ」は生み出せません。
これからを生きていく子どもたち。
何を大切に育てていったらよいのか・・・広い目線で考えていきたいと改めて思う年の瀬です。