コラム
やりたいこと!のエネルギーであふれた子に
今年はさまざまな春のお花の開花が早く、気が付けばハナミズキも盛りを過ぎようとしています。
こんにちは。日本こども音楽教育協会、おひさまメソッド代表の滝澤香織でございます。
私は日頃音楽教室で1歳児さんからをお預かりしていますが、教室に始めてきてくださる生徒さんの大半は、
保護者の方のお気持ちでレッスンを始めて下っています。
だからこそ、子どもたち自身の「やる気を育てること」を教育目標の1つに掲げています。
気持ちを育てること、これは永遠のテーマだと思っています。
音楽のお稽古は、1週間のご自宅での練習で上達していく習い事です。
では、レッスンの時間は?と言うと、前の週の課題としていたことを確認し、
「今の時点ではこういう練習をすると良いよ」と、ここからの1週間の練習を提案する時間です。
練習は1週間の計画と、1日ずつの時間管理が必要ですが、小さな年齢のお子さんはまだ自己管理は出来ませんから、
最初のうちは保護者のみなさまに管理して頂くことになります。
しかし、徐々に自分一人で音楽的自立をさせていかないと、
いつの間にか「自分がやりたいもの」ではなく、「やらされているもの」になってしまいます。
どちらが上達していくのか?ということは一目瞭然ですから、
私自身はいつも保護者の方に子どもとの距離の取り方をお願いしています。
でもこれは楽器のお稽古だけに限りませんね。
私は20代の頃に4つの「指導者としての目標」を掲げ、グループレッスンで担当していた生徒たちにも話していました。
1.お医者様を育てる
2.東大生を育てる
3.藝大生を育てる
4.オリンピック選手を育てる
学校そのものに入って欲しいということではなく、何か目標を決めたら、真剣に向き合って欲しいと願ってのことでしたが、
1.2.3は実現しました。
それぞれにお母様方から伺った彼らの努力の方法は、夢を実現するために必要なことを考え、
それぞれに出来る最大限の努力をしているように思えました。
決して誰かに言われてできる努力ではないレベルで、さまざまな点でストイックに努めているように感じました。
では、いつから本人たちの意思が明確になっていったのかをお話ししますと、
小学生低学年のうちから、親子の関係性がはっきりしていました。
親は「物理的な応援をする人」、子どもたちは「やりたい人」
やりたい人の気持ちを後押しするためには、一緒に努力をする必要はなく、出来ることはどんどん子どもだけの力でできるように仕向けていらっしゃいました。
特に女の子のお母様は、ピアノの楽譜をキレイに作ってくださいますが、
練習過程のための楽譜は、キレイである必要が本当にあるでしょうか?
低学年の子には確かに「キレイに」作ることは難しいかもしれません。
でも、楽譜は読めればそれで十分です。
楽譜は、レッスンで書き込みをしたり、自分で書き込みをするためのものですから、キレイである必要はないと思っていますが、
キレイに作ろうと思うとお母様方は手を貸されますよね。
しかしながら、上手に作れなかったものを、もし子どもたち自身が「もっとキレイに作りたいな・・・」と思えば、
キレイにつくるためのことを考え、工夫するはずです。
お気づきでしょうか?
子どもが望まないことに大人が手を貸すことは、考える機会を奪っているのです。
そしてその関係を長く続けてしまうと、子どもたちは大人の手を借りないと出来ない、自信を失わせてしまいます。
大きな挑戦をしていける子は、自分自身の力を信じることができる子です。
その自信はどこから来るのかと言えば、それまでに蓄えてきた「自分で出来ること」の自信です。
やりたいことに溢れている子のエネルギーは、見ていてもとても清々しいです。
子どもは宝。見守りの関係を築いていきたいですね。
こんにちは。日本こども音楽教育協会、おひさまメソッド代表の滝澤香織でございます。
私は日頃音楽教室で1歳児さんからをお預かりしていますが、教室に始めてきてくださる生徒さんの大半は、
保護者の方のお気持ちでレッスンを始めて下っています。
だからこそ、子どもたち自身の「やる気を育てること」を教育目標の1つに掲げています。
気持ちを育てること、これは永遠のテーマだと思っています。
音楽のお稽古は、1週間のご自宅での練習で上達していく習い事です。
では、レッスンの時間は?と言うと、前の週の課題としていたことを確認し、
「今の時点ではこういう練習をすると良いよ」と、ここからの1週間の練習を提案する時間です。
練習は1週間の計画と、1日ずつの時間管理が必要ですが、小さな年齢のお子さんはまだ自己管理は出来ませんから、
最初のうちは保護者のみなさまに管理して頂くことになります。
しかし、徐々に自分一人で音楽的自立をさせていかないと、
いつの間にか「自分がやりたいもの」ではなく、「やらされているもの」になってしまいます。
どちらが上達していくのか?ということは一目瞭然ですから、
私自身はいつも保護者の方に子どもとの距離の取り方をお願いしています。
でもこれは楽器のお稽古だけに限りませんね。
私は20代の頃に4つの「指導者としての目標」を掲げ、グループレッスンで担当していた生徒たちにも話していました。
1.お医者様を育てる
2.東大生を育てる
3.藝大生を育てる
4.オリンピック選手を育てる
学校そのものに入って欲しいということではなく、何か目標を決めたら、真剣に向き合って欲しいと願ってのことでしたが、
1.2.3は実現しました。
それぞれにお母様方から伺った彼らの努力の方法は、夢を実現するために必要なことを考え、
それぞれに出来る最大限の努力をしているように思えました。
決して誰かに言われてできる努力ではないレベルで、さまざまな点でストイックに努めているように感じました。
では、いつから本人たちの意思が明確になっていったのかをお話ししますと、
小学生低学年のうちから、親子の関係性がはっきりしていました。
親は「物理的な応援をする人」、子どもたちは「やりたい人」
やりたい人の気持ちを後押しするためには、一緒に努力をする必要はなく、出来ることはどんどん子どもだけの力でできるように仕向けていらっしゃいました。
特に女の子のお母様は、ピアノの楽譜をキレイに作ってくださいますが、
練習過程のための楽譜は、キレイである必要が本当にあるでしょうか?
低学年の子には確かに「キレイに」作ることは難しいかもしれません。
でも、楽譜は読めればそれで十分です。
楽譜は、レッスンで書き込みをしたり、自分で書き込みをするためのものですから、キレイである必要はないと思っていますが、
キレイに作ろうと思うとお母様方は手を貸されますよね。
しかしながら、上手に作れなかったものを、もし子どもたち自身が「もっとキレイに作りたいな・・・」と思えば、
キレイにつくるためのことを考え、工夫するはずです。
お気づきでしょうか?
子どもが望まないことに大人が手を貸すことは、考える機会を奪っているのです。
そしてその関係を長く続けてしまうと、子どもたちは大人の手を借りないと出来ない、自信を失わせてしまいます。
大きな挑戦をしていける子は、自分自身の力を信じることができる子です。
その自信はどこから来るのかと言えば、それまでに蓄えてきた「自分で出来ること」の自信です。
やりたいことに溢れている子のエネルギーは、見ていてもとても清々しいです。
子どもは宝。見守りの関係を築いていきたいですね。