コラム

楽器の選び方

梅雨の晴れ間が嬉しい季節ですね。
こんにちは。日本こども音楽教育協会代表理事の滝澤香織です。


今週のコラムでは、お稽古のお稽古をはじめようとお考えの方によくご質問頂く、
ピアノの選び方についてお話ししたいと思います。




今は20~30年前と比較すると、楽器に対する選択肢もとても増えました。
だからこそお悩みになるのは、もちろんのことかもしれません。


楽器の種類が増えたことに伴い、「ピアノは買い替えが必要ない」という定説はなくなりました。
しかしこれは最初に何の楽器をお選びになるかによって変わってきます。


電子ピアノを選んだ方は、お子さんの上達と共にピアノが必要となります。
またアップライトピアノをお選びになった方も、上達と共にグランドピアノが必要になる時期が来ます。


お子さんの上達は、毎日その成長を見守っていらっしゃる保護者のみなさまにとっては、
とても喜ばしいことですね。
しかし、楽器は高価なものでもありますから、買い替えは控えたいとお考えの方は、
最初に選ばれるものをよくご検討ください。


ピアノは上達と共に買い替えが必要なのです。
それは電子ピアノ、アップライトピアノには、グランドピアノと同様のことは求められないからです。


それぞれ楽器そのものの構造が異なるため、指で感じる感触も違います。
ピアノは減衰音の楽器ですが、音そのものの消え方も違います。
ペダルの構造そのものも違います。


鍵盤そのものの見た目は同じようにお感じになることかと思いますが、
楽器によってできることが限られてしまうのです。
楽器を選ばれる際は、上記のことを踏まえた上でお選びになってください。

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