コラム

ソルフェージュ検定 1級の誕生

美しい桜も終わり、若葉がまぶしい季節になりましたね。
こんにちは、日本こども音楽教育協会 代表理事、おひさまメソッド代表の滝澤香織でございます。


日本こども音楽教育協会は、今年設立7年目を迎えました。
発足当時は、絶対音感指導士養成講座を先にスタートしましたが、
私が目標としていたのは、幼稚園児~小学生高学年までの間に体系的に学べるソルフェージュ教育のカリキュラムを整えることでした。


日本は楽器を学ぶ子の割合が世界一の国でありながら、小学生までに辞めてしまう割合もまた世界一の国だという現状を変え、
音楽を学ぶ子たちにとって、音楽が一生の楽しみとなっていくために、
小学生高学年までのソルフェージュ教育を充実させることで、受験や部活動をきっかけにお稽古を辞めるお子さんが減ることを目指してきました。


楽器のお稽古を始めさせたい!とお考えの親御様の願いは、
音楽がお子さんの人生に彩りを与えるものであったらということだと思います。


でも、楽譜は読むべき情報が実にたくさんで、特に楽器の王様とも言われるピアノの楽譜は、
一人でオーケストラを担っていますから、一音一音を読むのではなく、
どんな情報を読んだらよいのかを知っている方とそうでない方では、一曲を仕上げるまでにかかる時間が大幅に違います。


この掛かる時間の違いが問題となって、楽器のお稽古をフェードアウトしてしまわれる方が多い現状を変えるため、
日本こども音楽教育協会では、年長児から6年間で学ぶソルフェージュ教育システムを整えてきました。


ソルフェージュってなに?と思われる方も多いことと思いますが、
楽譜を分析できることで、簡単に読むことができ、また音楽の魅力を理解することができるための学びです。
分析までできるようになるためには、まずは法則のインプットが必要で、また分析できるようになるまでを考えると、
楽器のお稽古で習っている楽譜を通じてアウトプットしていくことが重要で、
その実現のため、私どもでは力の定着のため、全12級のソルフェージュ検定を準備しています。


この春は最上位級である1級の合格者が誕生しました。
ここまで続けられることがまずはとても尊いこと。
1級合格の方には、クリスタルの盾をご用意しました。


これから多くの方のお手元に届きますことを願っております。


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