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本番に強い子は何が違う?

音楽のお稽古をなさっている方にとって、
発表会やコンクール等、舞台での発表の場は、大きな成長の場です。


今は大きく成長している子たちも、初めての舞台では緊張から手と足が一緒に動いてしまったり、
なかなか音を出すことが出来なくて。。。という様子もよく見ます。


大人でも多くの方の視線を感じたら、緊張してしまいますから、
その大きな試練の中で頑張ってこられた経験は、とても大きな自信に繋がります。



舞台経験も重ねてくると、最初はドキドキをどうしたらいいかわからないいくらい感じた緊張も、
だんだんにやわらいできます。


ドキドキは少なからず誰しもが感じるものですが、
その緊張をよいものに変えられる子は何が違うでしょうか?


一番には、ここぞ!という時の集中力の高め方の違いです。

だいたいの緊張の原因は、大きく2つあることと思います。
1つ目は、自分の力に対する自信のなさから来る緊張。

もう1つは、たくさんの方がいらっしゃり、全員が注目しているという環境に対しての緊張。

1つ目の自信のなさから来るものは、普段の練習の中で、
まずは一定の時間や練習の課題を決め、きちんと守らせることが自信を育てる第一歩となります。

「これだけ頑張ってこられた」
「自分の中では100点満点の出来栄えに仕上がった」

という気持ちが、子どもたちの心の中にあれば、不安に感じるものはありません。


そして、もう1つ「環境に対する緊張」は、音楽の世界においては、
今いる現実の自分ではなく、曲の世界の中の主人公になるトレーニングをしておくことで、
曲の世界に集中することが出来れば回避できます。


曲の世界の中の主人公になるトレーニングは、
普段のレッスンや練習の中で、曲のフレーズや場面ごとにどんな世界観かを丁寧に話し合っておくこと、
また演奏する時には、子どもたちの心をその世界に誘導してあげる言葉がけを繰り返してあげると、
世界観を大切に演奏する習慣にもなりますし、
音楽の楽しさをより感じさせてあげることも出来ます。


全国各地で開催される夏のコンクールももう間近ですね。
皆さまのこの夏の成長を心よりお祈り申し上げます。






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