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ペダルを踏むタイミングをつかむためのコツ

ピアノを学ぶお子さんにとって、一番最初の大きな試練が、両手を同時に弾くこと。

ピアノの楽曲は、右手と左手が、違う音、違うリズムで弾きますので、
2つのことを同時に注意を払わなくてはいけないことになり、
そのタイミングをつかむことが、お子さんにとってまず初めの試練となります。


そして、その次に訪れるのが、ペダルを踏むときです。



ペダルを踏むタイミングは、大きく2種類ありますが、
弾くタイミングと少しずらしたタイミングで踏むペダルが、やはりタイミングをつかむのに時間がかかります。


タイミングとしては、音を出したすぐ後(音のトップスピード時)に踏み、
踏みかえが必要な音を出す瞬間にペダルを離して、またすぐ踏みます。


しかし、最初お子さんたちは、手を離すのと一緒にペダルを離し、音を出す瞬間にペダルを踏んでしまうため、
正しいタイミングをつかませてあげるために、まず弾く音を自分で歌いながら、
左手でペダル、右手で足の動きを表させ、踏んでいる間は手をずっとくっつけ、
離すタイミングも目でしっかり確認させると、タイミングの理解が早くなります。

手でしっかりとタイミングがつかめたら、実際に足でペダルを踏ませてみると、
うまくタイミングをつかむことができます。


両手で弾きながらペダルの踏みかえが難しい際は、
まずやはり弾くものを歌わせながら、ペダルを足で踏ませると、タイミングについての理解ができます。


一度、このタイミングを掴むことが出来たら、このペダルのタイミングがメインですので、
しっかりと正しいタイミングを身に付けさせてあげたいですね。

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