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14歳の君へ

私は哲学書も好きです。
私がこの本に出会ったきっかけは、中学2年生の生徒さんのお父さんが、
連弾を組んでいた高校生へと貸してくださったと聞き、どのような本か気になって手に取りました。

本の冒頭は

よい人生とはなんだろう
それは、よいことをした人生だよ
いじめられている君は、心がとても傷ついているだろう
だけど、自信を持っていい
君は決して悪いことをしていない
悪いことをしていないんだから、傷つく必要だって本当はないんだ
悪い人がよい人を傷つけることはできない
よい人のよい心を、悪い人の悪い心が傷つけることは、決してできないんだ
だから、よい心でいることが、一番強いことなんだ


という心に染み入る言葉から始まります



本は、「友愛」「個性」「性別」「意見」「勉学」「歴史」「社会」「道徳」「戦争」「自然」「宇宙」「宗教」
「言葉」「お金」「幸福」「人生」の16章から、14歳へ贈る実にわかりやすい、実に慈愛に満ちた語り口で書かれています


どう考えどう生きるか のサブタイトルのように、「生きる」ということに対して、思春期の多感な時期の子にとって、
もどかしく思うこと、無常に感じることの多くを解決してくれるのではないかと感じます。

多感な時期だからこそ、もしかしたら「人生について」「生きる」ということについて考えることもあるかもしれない。

そういう時、自分が何を大切にして、どう生きていったらよいのか、きっとこの本が力になってくれるでしょう。


立志を迎えるお祝いに、ぜひ14歳の子たちへ贈りたい本です。


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