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コラム
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どちらの子育てなさっていますか?
立春を過ぎ、春らしい光を感じるようになってきましたね。
こんにちは、日本こども音楽教育協会 代表理事、おひさまメソッド代表の滝澤香織でございます。
おひさまメソッドでは幼児期に5つのQ(IQ,EQ,HQ,SQ,PQ)を育ててあげること、
幼児のうちに育ててあげたい9つの力(言葉と文字、数と計算、音感、図形と空間理解、人間の気持ち、社会性、
身体運動的知性、状況把握と判断力、イメージと創造力)を育むためにモンテッソーリ教育の考え方をベースとしておりますが、
マリア・モンテッソーリの言葉にこのようなものがあります。
子どもは本来なんでも自分でできる
できないことがあるとしたら、物理的な問題がある時だけ
私は仕事柄乳幼児期から成人に至るまでの時期の教育に携わり、多くの子どもたちの成長を見てきましたが、
この言葉の奥深さを感じるながら、生徒さんたちと向き合っています。
生徒さんたちの成長を見ていますと、10歳までの親子の関係性の築き方が、
自立のみならず、目標に向かって取り組む際の熱量にも大きく影響しています。
乳幼児の死因の第1位は事故だと言われますから、ケガをさせないように目はかけなくてはなりません。
しかし、そのお気持ちがお子さんとの距離感に難しさを与えているのも少なからず感じています。
みなさんは、ヨチヨチ歩きのお子さんが転んでしまったのを前にして、どのような距離を取りますか?
・転ばないように先に気を付けてしまう
・転んでしまったら、慌てて駆けつけて抱き起こす
・転んでも笑顔で「おいで~」と自分で立ち上がるのを待つ
こう文章にすると、3つ目を良しと思われることと感じますが、
実際に3つ目の行動ができる方は、ごくごくわずかなのかもしれません。
ですが、大怪我をするほどの転び方でなければ、この距離感を心掛けたいものです。
一生転ばない子はいませんし、立ち上がる方法を知っていることの方が、その後の人生に生きるものは大きいですよね。
しかし、幼児期までだけではなく、この関係性が児童期まで続かれている親子関係もよく見受けます。
小学生高学年以上の年齢になって、自主性のある子に育んでいくための一番の秘訣は、
幼児期からは自分でできることは自分でやってもらうことです。
本来、幼児期の子どもたちは、大人がしていることを何でも自分でやってみたい気持ちでいっぱいです。
でも大人は危険回避や時間的な都合から、子どもたちの「やってみたい!」意欲をつぶしてしまうことが多いのです。
その際に「〇〇だからダメ」と話したり、先に代わりにやってあげてしまうことが、
子どもたちから「自分でやりたい」意欲をどんどん奪ってしまいます。
そして知らぬ間に、自信をも奪ってしまっています。
子育ては待つこと。
と言われますが、時間がかかったとしても、それがお子さんにとって困難だとしても、
やってみたい!と求めたものは、ぜひ経験させてあげてください。
そして自分の力で成し遂げさせてあげてください。
自分でやってみたいことが「できた!」子は、とても生き生きと自信に満ちた目をしています。
このまま成長していくことが、児童期後期になって自主性につながり、
さまざまな目標に対しての熱量の差になっていきます。
近年は、非認知能力を高めようと言われたり、自己肯定感を高めようとも言われますが、
やってみたいことに対して、どうやったら出来るのかを考える子どもたちの集中した目は、
いつも無限の可能性を感じさせてくれます。
そう、子どもたちは無限の可能性を持っています。
そして赤ちゃんは生まれた時、希望の光だけを見ています。
しかし、人間の社会的な価値観が形成される21歳までの間(社会学者 モリス・マッセイ氏による)の周りにいる大人の関わり方が、
何事にも前向きに挑戦し続ける人に育むか、失敗を恐れて挑戦すらしない子になってしまうか、
を左右していきます。
10歳までのお子さんとの理想の距離感は、目はかけて手はかけないことです。
こんにちは、日本こども音楽教育協会 代表理事、おひさまメソッド代表の滝澤香織でございます。
おひさまメソッドでは幼児期に5つのQ(IQ,EQ,HQ,SQ,PQ)を育ててあげること、
幼児のうちに育ててあげたい9つの力(言葉と文字、数と計算、音感、図形と空間理解、人間の気持ち、社会性、
身体運動的知性、状況把握と判断力、イメージと創造力)を育むためにモンテッソーリ教育の考え方をベースとしておりますが、
マリア・モンテッソーリの言葉にこのようなものがあります。
子どもは本来なんでも自分でできる
できないことがあるとしたら、物理的な問題がある時だけ
私は仕事柄乳幼児期から成人に至るまでの時期の教育に携わり、多くの子どもたちの成長を見てきましたが、
この言葉の奥深さを感じるながら、生徒さんたちと向き合っています。
生徒さんたちの成長を見ていますと、10歳までの親子の関係性の築き方が、
自立のみならず、目標に向かって取り組む際の熱量にも大きく影響しています。
乳幼児の死因の第1位は事故だと言われますから、ケガをさせないように目はかけなくてはなりません。
しかし、そのお気持ちがお子さんとの距離感に難しさを与えているのも少なからず感じています。
みなさんは、ヨチヨチ歩きのお子さんが転んでしまったのを前にして、どのような距離を取りますか?
・転ばないように先に気を付けてしまう
・転んでしまったら、慌てて駆けつけて抱き起こす
・転んでも笑顔で「おいで~」と自分で立ち上がるのを待つ
こう文章にすると、3つ目を良しと思われることと感じますが、
実際に3つ目の行動ができる方は、ごくごくわずかなのかもしれません。
ですが、大怪我をするほどの転び方でなければ、この距離感を心掛けたいものです。
一生転ばない子はいませんし、立ち上がる方法を知っていることの方が、その後の人生に生きるものは大きいですよね。
しかし、幼児期までだけではなく、この関係性が児童期まで続かれている親子関係もよく見受けます。
小学生高学年以上の年齢になって、自主性のある子に育んでいくための一番の秘訣は、
幼児期からは自分でできることは自分でやってもらうことです。
本来、幼児期の子どもたちは、大人がしていることを何でも自分でやってみたい気持ちでいっぱいです。
でも大人は危険回避や時間的な都合から、子どもたちの「やってみたい!」意欲をつぶしてしまうことが多いのです。
その際に「〇〇だからダメ」と話したり、先に代わりにやってあげてしまうことが、
子どもたちから「自分でやりたい」意欲をどんどん奪ってしまいます。
そして知らぬ間に、自信をも奪ってしまっています。
子育ては待つこと。
と言われますが、時間がかかったとしても、それがお子さんにとって困難だとしても、
やってみたい!と求めたものは、ぜひ経験させてあげてください。
そして自分の力で成し遂げさせてあげてください。
自分でやってみたいことが「できた!」子は、とても生き生きと自信に満ちた目をしています。
このまま成長していくことが、児童期後期になって自主性につながり、
さまざまな目標に対しての熱量の差になっていきます。
近年は、非認知能力を高めようと言われたり、自己肯定感を高めようとも言われますが、
やってみたいことに対して、どうやったら出来るのかを考える子どもたちの集中した目は、
いつも無限の可能性を感じさせてくれます。
そう、子どもたちは無限の可能性を持っています。
そして赤ちゃんは生まれた時、希望の光だけを見ています。
しかし、人間の社会的な価値観が形成される21歳までの間(社会学者 モリス・マッセイ氏による)の周りにいる大人の関わり方が、
何事にも前向きに挑戦し続ける人に育むか、失敗を恐れて挑戦すらしない子になってしまうか、
を左右していきます。
10歳までのお子さんとの理想の距離感は、目はかけて手はかけないことです。
(一般社団法人日本こども音楽教育協会) 2022年2月 7日 14:06
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