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聞く力を育てよう

秋の訪れが感じられるようになってきましたね。
こんにちは、日本こども音楽教育協会 代表理事の滝澤香織でございます。


秋といえば芸術の秋ですが、ワクチン接種が早く進み、
世界中でまたコンサートホールでのリアルな演奏が聴ける日が来ることを願っています。




私が代表を務めておりますhttps://ohisamamethod.jp では、乳幼児期からの国語教育を重要視しています。


現代の学校教育では、「発する力=発言力」に重きをおいてらっしゃるように感じますが、
おひさまメソッドでは幼児期から聞く力を育てていくことが、国語力の高さにつながり、学力の高さに直結していくと考えています。


聞く力が高く、国語力が高いと、どうして学力の高さにつながっていくと思われますか?
どんな科目でも、解ける解けないの分かれ道は読解できるかが影響します。


「わからない・・・」
「これは無理だ・・・」
と読解することをあきらめてしまったら、それはもう解けないことを意味します。
ところが多くの方はこの根本に気づいてらっしゃいません。



では、聞く力を高く、国語力高く育ててあげるために、幼児期からどんな取り組みをしたらよいでしょうか?
聞くことが得意ではない方は傾向が決まっています。


ご自分が発言したい気持ちが強く、他の方のお話を聞こうとしない。
これは、相手の方のお気持ちを知ろうとしていないことの現れです。


ではどうして発言することにばかりに意識が向いてしまうのかと申しますと、
大人が幼児期に過度に褒めすぎた、子ども扱いしていたということが1つ目の理由です。


この関係性を続けてしまった子は、自分だけが尊ばれる人間という気持ちが心の奥深くに芽生えています。


また反対に話を聞いてもらえなかったという気持ちがある子は、
他人の話(気持ち)に対して無頓着になる傾向があります。


大人がよくしがちなのは、子どもが話していることを要約しようとすることです。
子どもたちの話には最後まで耳を傾けてあげましょう。
そしてうまく伝えられないで困っている子には、「〇〇ちゃんはこう思ったんだね」と、
お子さんの気持ちに対して共感の言葉を掛けてあげましょう。


自分の話’気持ち)を最後まで聞いてもらえた子は、
相手の気持ちを尊重しようという気持ちが芽生えていきます。


お気づきでしょうか?
これは学力の高さだけに限らず、社会に出ていくときにも対人関係でとても重要なことですね。


国語力は国語の勉強をしたから高くなるわけでは決してありません。
幼児期からのお子さんとの会話が国語力を育てていきます。



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