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英国の学校教育

先週ご紹介しました プレジデントFamily 秋号には、イギリスの学校教育についても書かれていました。
その中で日本の学校との大きな違いの一つが、宿題の出し方だとありました。

まず、宿題は一週間分で課題を4つほど出されるということ。
そして、答えが出るものだけでなく、自分で調べて工作したり、レポートにまとめたりというものが必ず2つか3つあるということでした。



例えば、ローマ帝国の支配がイギリスに及んでいた時代の住居を工作で作ってみよう。。。だったり、ヴィクトリア朝の子供の遊びや、竜巻と地震の発生の仕組みを調べる課題があったり。
面白いなと感じたのが、自分が最近読んだ本の続きの話を創作したり、好きな広告を取り上げ、どこがどう素晴らしいか他の人に伝わるよう紹介したりするというものでした。


筆者の方も、「自主性や創造性を育む教育」と書いてらっしゃいますが、このような教育を受けて育っていくと、自分の考えを発言できる力を育くむだけでなく、いろいろなものへの知的好奇心も育んでいくのではないかと感じます。


そして、学校全体の集会で、毎週何かについて頑張った人への表彰があり、それが実際に何かのコンテストで賞を取った方だけでなく、下級生に優しくできたこと等にも及び、事務スタッフの方など、学校全体で子どもたちを見守り、良いところを「褒める教育」をしていること。
一方で不得手なことは指摘せず、また克服させようということをしないそうです。


社会に対する貢献心を育てるための教育としては、イベントデーを通じて、事前に何に対する社会貢献をするかを知らせた上で参加を募り、コスチュームデー(仮装して登校する)を年間何度も行い、それぞれに面白いテーマがあって、校長先生ご自身も率先して参加しては、楽しみながら子どもたちの自主性を育てていることが感じられました。


「大人の背中を見せた教育」という点は、日本と共通するところ。
子どもの目線に立った教育の大切さを感じるエッセイでした。


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