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続けるための秘訣

楽器のお稽古を続けていくための大切な第一歩。
それは、導入期のうちに練習の習慣をしっかり身に付けることです。

鶏が先か、卵が先かのような話にもなりますが、
どんなことも「楽しむ」ためには、達成感が得られてこそのことです。


弾けたからこそ楽しい!!
楽器の場合、このひと言に付きます。

では弾けるためには、楽器は「練習」が欠かせません。
練習をよいものとするには、毎日の習慣とすること、
そして形にしていく計画を立てることです。





以前にまだ幼稚園児で楽器のお稽古をしたことがないお子さんから、
「月2回のレッスンを希望しています」とお話し頂いたことがありました。


このご要望に対しては、きっぱりとお断りしました。
理由は上記で述べました通りです。


子どものうちに何かを学ぶ中で大切なことは、習慣性にすることと、
形にしていく計画を立てる力を養うことです。


幼児のうちに、2週間=14日という長い期間をコントロールすることは、
まず目標が遠いことに見えてしまいます。


目標が遠いことは、習慣性を育てることには隔たりとなりますし、
それは「楽しい」気持ちを持たせながら、学ぶ環境を整えるためには避けたいことです。


幼児から小学生までのお稽古ごとの大半は、週1回を基本としていますが、
1週間という短いスパンで定期的ににまたお稽古があるからこそ、
それまでに形にする練習スケジュールを考える習慣がついていきます。


そうして、学年が上がり、部活動や学業が忙しくなっていった時には、
月2回のレッスンでレッスン間が14日あいたとしても、その期間を計算した練習スケジュールを
立てられる能力が育っていきます。


ご自宅での練習の設定も、まずは決まった時間に練習時間を決められることをおすすめします。
そうしていくことで、最初は「練習の時間だよ」と声を掛けなくては始められないことも、
○○だから練習の時間というように、自分から楽器へ向かう考えを育てることが出来ます。


そうして習慣になることで、「出来るから楽しい!!」が自然と導けるようになり、
楽しいからこそ続けたい!と、継続する気持ちを育むことへと繋がっていきます。

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