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導入期の教育で最も大切なこと

楽器の習い始めに最も大切なこと。
それは、練習のリズムを作ることだと思います。


スポーツの習い事や部活動と違い、音楽の習い事は、ご自宅での家庭学習が必要です。
レッスンは、次のレッスンまでにどんなことを気を付けて練習したら良いかをアドバイスする場で、
お稽古そのものでは上達は難しいです。



ですが、その分だけ「毎日練習する習慣」を身に付けさせてあげれば、それが音楽以外の他のことに変わったとしても、
継続的な努力をコツコツと重ねるだけの強い気持ちを育ててあげられる習い事です。


まず練習するための環境づくりは、ぜひ保護者の皆様にお力をお貸し願います。

よく「自分から練習しないので、好きではないのではないでしょうか」とご相談いただきますが、
将来的に音楽を志すような子どもたちでも、自分から練習するというのは稀で、
保護者の皆様にお隣についていただくか、もしくはそうでないとしても、
いつも練習の様子が目に入る環境にいること、そしてその日の頑張りをお声がけ頂くことが、
「ピアノ好き」なお子さんに育んでいくために、とても重要なことです。

子どもたちは、元来「頑張る力」を持っています。
そして無限の可能性も持っています。


その可能性を伸ばすために、もっとも重要なことは「やる気を育てる」こと。このひと言に尽きます。


細かなことを評価いただくことよりも、導入期はとにかく「楽しい!!」と思える気持ちを育ててあげること。
楽しい気持ちが育てば、練習も年齢と共に自然と自分からむかうようになっていきます。


レッスンに一緒にお越し頂いていると、やってしまいがちなのが、「評価」すること。
ですが、「褒める」ということは、評価することではありません。
ご自身の気持ちを伝えてあげることが、一番お子さんの心には響きます。


「とてもキレイな音だったね。もう一回聴きたいな」
「すごくいい曲だね。もう一回聴かせて」


など、大好きな保護者の皆様が、自分の演奏を喜んでくださることが、一番の褒め言葉です。
大好きな人が喜んでくれることは、本当に嬉しいですよね。
小さなお子さんたちも同じなんです。
この積み重ねが、お子さんの自己肯定感を育てることにも繋がっていきます。

ぜひ褒め上手になられてくださいね。



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